日本酒には様々な種類があることを先日お話しましたが、種類はもちろん、好みの味わいのものをどうやって選んだらいいのか分からないという方もいらっしゃるかもしれません。
日本酒の裏にあるラベルにはそのヒントとなる情報が書かれているので、迷ったらチェックしてみましょう。
※すべての日本酒に記載があるわけではありません
引用:広島県酒造組合 HPより
成分のところに、日本酒度、酸度、アミノ酸度という記載があります。
●日本酒度
日本酒に含まれた糖分の量がわかる数値が「日本酒度」です。
一般的に、日本酒度が高ければ糖分が少なく辛口、低ければ糖分が多く、甘口傾向と言われています。
+6.0以上 | 大辛口 |
+3.5~+5.9 | 辛口 |
+1.5~+3.4 | やや辛口 |
-1.4~+1.4 | 普通 |
-1.5~-3.4 | やや甘口 |
-3.5~-5.9 | 甘 口 |
-6.0以下 | 大甘口 |
●酸度
酸度は味の濃さ(キレや旨味)の指標になります。酸度が高ければ濃厚でピリっとした味わい、低ければスッキリまたは甘口に感じると言われています。
平均は1~2程度と言われています。
●アミノ酸度
うま味成分ともいわれるアミノ酸。アミノ酸度が高いと濃厚でコクがあり、少ないとスッキリ飲みやすいと言われています。
【日本酒度×酸度】
居酒屋などに行くと日本酒度と酸度のバランスがかかれた表を見かけることもあるかと思います。
スッキリ辛口好きなら「淡麗辛口」
濃厚でコクのある辛口好きなら「濃厚辛口」
スッキリ飲みやすく、後味がふんわり甘いのは「淡麗甘口」
豊潤でコクがある日本酒好きなら「濃厚甘口」
とはいえ、実際にはこの表のようにはっきりと分かれているわけではなく、辛口なのか甘口なのかは人の感じ方にもよるところが大きいので、一つの目安として覚えておくといいですね。
最後に上記の表を元に日本酒を分類したサイトをご紹介します。
お好みにあう日本酒を見つけてみてください。